パソコン・インターネット

2012年2月 3日 (金)

知恵ノートでサービス管理者から削除される

Yahoo!知恵袋というサービスがある。
そちらで何度か書き込みをしてきたが、そこにある「知恵ノート」という機能を利用しようとして非常に不愉快な思いをしたのでここに記録しておく。
同じような思いをした方に、同士がいることを知らせたい。
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知恵袋の質問として、マイコンにプリプロセッサを搭載できるのか、という質問があった。
制御系のOBとしては、単語の理解が足りないことを指摘した上で技術的な回答を行った。
しかし、投稿者の都合により当該質問は削除された。
せっかく書いた文章が勝手な都合で消されることを理不尽に思っている私は、「知恵ノート」に当該質問のやりとりを残すことにした。

その「知恵ノート」に対して、「サービス管理者」と名乗る者から「サービス管理者からのアドバイスがあります」との「アドバイス」を受けた。内容は「サービスガイドラインに抵触するので内容を変えろ」とのこと。
その「アドバイス」に対して説明を求めたのが次の部分:
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サービス管理者へ。

ま ず、「サービス管理者」とは何者か?「Yahoo!知恵袋スタッフ」なのか?それともいたずらなのか?アダルトサイトからの料金督促メールと同じ発信者名 では、この「アドバイス」も全く信憑性のない文言だ。事前に何の説明もなくこういうメッセージを送るのはあまりに失礼だろう。まず立場を表明せよ。もしく はそれを説明するサイトへのリンクを通知しろ。

> サービスガイドラインに照らし確認を行い
とのアドバイスを受領したが、その「サービスガイドライン」はどこで公開されているのか。
当然明文化されているものと思いたいが、「アドバイス」文中でリンクを明示すべきだろう。
もし明文化されていないのならその旨通知されたし。

また、
> ノートの内容がわかりづらいとみなされました。
これもどの部分が分かりにくいのか、私の文章が分かりにくいということなのか、それともそれ以外の部分に知恵袋として承認しかねる記述があるのか、さっぱりわからない。

そして、
> 知恵ノート内にてアドバイスをいただいた方へコメントを行う行為はお控えください。
これは何を意味するのか?私はどなたからもアドバイスは頂いていないし、そういうコメントも一切付けていない。
この「アドバイス」の内容はいったいなんなんだろう?わからない。

上記への回答を頂くまで、本文書への加筆訂正は行うつもりはない。
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このコメントを本文の前段に付加して「サービス管理者へ投稿」のボタンをクリックした。
私が期待したのは、上記コメントへの回答だったのだが、それに対する「サービス管理者」の回答は、

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【重要】サービス管理者からのアドバイスがあります

■不適切な情報を含んでいるとみなされました。

(以下略)

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どうやら本文中に「サービス管理者」への問い合わせを書くことはNGだったようだ。

とすると、サービス管理者へ問い合わせる手段がない。この文章をどのように修正しなければならないのか、知るすべがない。

つまり、「知恵ノート」を利用する場合、サービス管理者の検閲をパスする内容でなければならないのだ。

これは日本国憲法第21条の2項「検閲の禁止」に抵触する。

こんな馬鹿げた表現の場はない。

しかもそれを明文化することもしていない。

ばかばかしい、と返事を書いた。そうすると、

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あなたのノートは削除されました
不適切な情報を含んでいるとみなされました。

 

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だそうな。

もう相手にするのも馬鹿らしい。Yahooよ。憲法ぐらい読め。

2010年10月23日 (土)

USBメモリ利用時の注意

今日お預かりしたのは1本のUSBフラッシュメモリ。
仕事の文書が大量に入っている。
要件は「中のWord文書を修正し上書き保存するとエラーがでて保存が出来ない」とのこと。

実際にやってみると確かに「ファイルアクセス権のエラーのため保存できません」とエラーが表示され、ファイル名が表示され、OKボタンしか表示されないダイアログボックスが表示される。

ファイルシステムをチェックするも異常なし。
2GBのUSBメモリで10%しか利用されておらず空き領域の問題ではない。
ウィルス駆除ソフトでスキャンしたが問題なし。

こういうときは出力されているエラーメッセージを正確にそのまま検索文字列としてGoogleで検索するに限る。
・・・なんだよこれ。http://support.microsoft.com/kb/813997/ja (役に立たないので見なくて結構です)
ハードディスクの空きやウィルス駆除ソフトの問題にしているが、50Gの空きがあるのに動かないのか?
マイクロソフトのサイトは自分のプロダクトのバグに対して弁護しすぎる。よっぽど自分の責任にしたくないらしい。
知恵袋のログもヒットするが、これも役立たず。知恵袋のベストアンサーは決して正解ではないので注意すべし。というかこういう玉石混合だからKnowledge Baseとして役に立たない。
まだOKWaveのほうがきちんとしている・・・と思ったがウィルス駆除ソフトの話だけ。

探しまくって見つけたヒントはこれ。
http://www.zqwoo.jp/sak_bfqa/show_c/BUF6661
当該USBメモリはFAT16でフォーマットされていた上に漢字のファイル名連発でしかもルートディレクトリに180個以上のファイルとフォルダを保存していた。FATのルートディレクトリのエントリはディスクサイズに依存するが8.3形式の短いファイル名でも512個までしかファイルは保存できない。ロングファイルネームを利用するとディレクトリエントリが使われるため、ファイル保存数の制限がさらに小さくなる。
Wordはファイルを上書き保存する際に、仮の名前で新しくファイルを保存→正常終了したら古いファイルを削除→仮の名前を正しい名前にリネーム、との3段階で保存する。つまり最低でも1つ空きエントリがないとファイル保存ができないわけで、その際に当該エラーが表示される。

問題は、Wordはなぜそれを正しく通知しないのか、ということ。「ルートディレクトリに保存する制限を越えています」とのエラーが出ていれば、ルートのファイルをフォルダに整理することで空きエントリができるため、保存も正しく行なわれるのだ。

この制限はFAT32ではゆるくなるし、FAT16でもルートにフォルダをつくりその中に保存する分には問題は発生しない。(ただしFATの場合1フォルダ内に1000もファイルを作るとアクセスが非常に遅くなる)
もちろんNTFSでフォーマットすれば問題は発生しない。(MFTは自動的に広がるため)
2GBということで普通はFAT32でフォーマットされるのだがFAT16でフォーマットしたのが問題だった。

お客様には「ルートにはフォルダを50個ぐらい作るようにしてその中にうまく整理すればでなくなります」と言い添え、あとFAT32でフォーマットし直してデータを戻した状態でUSBメモリを返却した。

USBメモリをフロッピー感覚で使っている方はこの問題に引っかかることが多いだろう。フォルダをうまく使ってUSBメモリをうまく使いこなして欲しい。

2010年10月 6日 (水)

Yahoo!知恵袋はKnowledge Baseになっていない

また間を空けてしまいました。

併設の事業がままならずクロージングするための準備中です。夜逃げなんて馬鹿なことはしない。円満に業務を終了させることに腐心する今日この頃です。

さて。

Yahoo!Japanのサービスのひとつに「知恵袋」というのがあり、気軽に問い合わせし気軽に回答できるため利用する方も多いようだ。

パソコンのQ&Aも非常に多く、たった今直面したトラブルに頭を抱えている人からの書き込みや何日頑張っても解決できなくお手上げの人の書き込みなどを重点的に解決方法の概略とヒントを書くことがある。

当該現象の原因はなにか、どういう仕組みで現象が発生するのか、現象を回避するために根本原因を直すとしたらどうするか、また単に回避したいだけならどうするか、分かる範囲にちょっと検索して正確性を高めて回答をつけるようにしているため、単に現象を回避する方策しか書かない回答に比べどうしても長くなるし、原因がユーザー当人の不始末に起因する場合、それもはっきり書くため、質問者は自分のミスを指摘されたように思うのかもしれない。

気になるのは、そういう回答をつけたとき、例えば「あなたのパソコンはウィルスに感染しています」と回答をつけると、かなりの割合で質問自体の存在を抹消してしまうのだ。

質問者も「ウィルスに感染するのは素人のやることだ」とか思っていたのに感染してしまい恥ずかしい気持ちがあるのだろうし、仕事によってはウィルスに感染するような行為自体禁止されている職場などでの感染発覚の場合本人への処分もありうるため、ウィルスに感染したこと自体を「ないものにしたい」という気持ちがあり、知恵袋の「質問者は一定期間は無条件に質問を取り消すことができる」ルールを安易に利用してしまう。

これの何が困るといって、その回答は当人にしか役立てることができず、類似した現象に遭遇した別のユーザーの利便を全く配慮していないこと。Knowledge Baseという言葉があるが、技術的な質問と回答を集積したデータベースはパソコンの範囲に限っても日々発生する問題の解決に役立つのだが、現状の知恵袋はKnowledge Baseの役にはたたないのだ。

医学に例えてみると、ある症状を訴える患者がいたとして、研究機関が調査した結果を元に医師がその病名を患者に伝えた時、「そんなはずがない、お前の勝手な言い分だ」と言わんばかりに憤慨してカルテを引き裂き、診察室を出て行くようなものだろう。

別の患者が類似した症状を訴えた時、別の医者が「そいえば**先生が似たような症状の患者を診てたな」といってカルテを探しても見つからないため、またその医者は研究機関の調査結果を吟味しなければならない。

カルテ、と呼べるほどの立派な回答をしているわけではないが、それを書いた人間の著作権を平気で侵害するYahooの態度にも腹立たしいものがあるが、回答をもらった人間が「余計なお世話だ」と言わんばかりの態度で回答を削除するのは、されたほうとしては気分のいいものではない。

知恵袋をまともなKnowledge Baseとして役立たせたいと思っているなら、質問者の質問削除権を制限しなければならないのだ。

2010年6月20日 (日)

インターネットの代表的掲示板が2chであることの不幸

自慢じゃないが2chという掲示板の閲覧は嫌いではない。

ニュースの記事を見るときに、多角的なニュースが取り上げられるため、今までのマスコミだけではない情報提供があるので、いろいろ考えることができる。

しかしそこまでだ。取り上げられたニュースに対してついているコメントが便所の落書きばかりで、「玉石混合」な場合もあるだろうが玉を捜して読むほど暇でもないのでコメントまで読む気にならない。

問題は、マスコミが2chをネタに記事を書くこと。本来、2chのニュース板は独自取材のニュースなどはほとんどなく、どこかのマスコミのサイトに掲示されたニュースが引用されているだけであり、本来ならマスコミがそれを引用するというのは2chを媒介した他社のネタの後追いでしかないわけでマスコミが自慢気にやることではないのだが、「日本最大のインターネット掲示板で紹介された・・・」という前振りをつけることで日本のネットユーザーの世論が2chに代表されているかのごとく記事を作成している。

しかし、はたして2chは「日本のネットユーザーを代表している」といっていいのだろうか?

まず、2chに書き込みをするユーザーはどういう人間だろうか、が問題だろう。

2chの書き込みにおいては実名を記入する必要はない。ほとんど全ての書き込みはシステムが提供するデフォルトの名前の下に書き込まれている。ここで問題なのは匿名であることではない。コメントを書いた人間の立場がわからないこと、そしてコメントの記入者の同定ができないことである。

「コメントを書いた人間の立場」であるが、代表的な例として飲酒や喫煙、また性道徳に関する記事におけるコメントの記入者が果たして成年であるかどうかである。「マナーを守っていれば喫煙は問題ない」というコメントの記入者が未成年である場合、そのコメントに意味はあるだろうか?「未成年同士が好きになってはいけないのですか?」というコメントの記入者は果たして未成年なのか?その保証が全くない状態で、そのコメントへの是非を考えることに意味がない。「私は年金受給者ですが老人は姥捨て山に捨てるべきだ」なんていう書き込みは本当の年金受給者でも問題発言だがそうでない発言者なら殺人幇助・誹謗中傷だ。

「コメントを書いた人間の同定ができない」というのは、議論が進んでいくと1件の書き込みに対して複数の返信があり、さらにコメントがついていくことになるが、その場合に誰がどのコメントを書いたのか、複数のコメントの中でどれとどれが同一の記入者の書いたものなのかを同定できないことがある、ということ。2ch側はIDという機能を用意し日付とIPアドレスから生成される値を表示することで同じ日付で同じIPアドレスからの書き込みについては同一の記入者であると判断できるが、日付をまたげばIDでは記入者はトレースできなくなる。2chに入り浸っているユーザならともかく、普通の社会人は一度文章を書いた時に続けて何本も文章を書く暇はないため、このIDの理屈では同じであることを自ら証明しなければ同一人物との判断は不可能だ。逆にIPアドレスさえ変更すれば別人物になりうるため、あるIPで嘘の文章を書き込み、別のIPでそれを賛美することも可能である。

さらにつっこむなら、2chへの書き込みの件数の大小は世論とはリンクしていない。上で書いたように同一人物でも別IDにすることで2ch的には別人格として扱われる。その問題が特定の世代や職業を対象とするときに、そうでない対象者がつけるコメントには意味が無いがその判断も2chではできない。そして同じ人物が何度も書き込みすることも禁止されていない。2chの日中の書き込みができる人間、というと、日中にしばしばちょっとした暇がありパソコンの前にかじりついていることが不自然でなくインターネットの利用に長けている人間、例えばデイトレーダーという個人で株取引をする人間やニートの諸氏、大学生、パソコンショップの店員、退職後職に付いていない者、主婦、などの職種に偏っているはずである。あと携帯からの書き込みを考えると、中高生も含まれてくるだろう。それらの人間に直接利害があるテーマであれば書き込みは多くなるだろうが、そういうユーザの書き込みは世論と一致するだろうか。

例えば政策が原因で株価を下落させるようなニュースがあったとき、現政権に言われ無き誹謗中傷を繰り返す書き込みが見受けられる。一見「一般市民」の顔をして行なわれる書き込みは実際にはデイトレーダーの「鬱憤晴らし」と考えてもおかしくないが、その真偽は不明である。例えば高校生へのタバコや酒、成人雑誌の販売を制限する政策がなされたとき、それを中傷・非難・嘲笑する「成人からの書き込み」があるが、これもその真偽は不明であり、文章の幼さを見ると高校生ぐらいの書き込みと判断されてもおかしくない。

しかし彼らには暇があり武器があり欲望がある。そういう書き込みを少数の人間が大量に書き込むことは不可能ではない。そしてそういう書き込みが非常に多くなってくると「インターネットの日本最大の掲示板では…」という下らないマスコミでのネタになってしまう。これは世論だろうか?2chに入り浸る特定少数の偽装工作による世論の誘導がないかどうかはコメントを読めばわかるのだが、そんな暇がない、という向きには、頭から無視することをお勧めする。

はっきりいって2chに存在する情報は非常に密度が低い。玉の情報を求めるために幾千万の石を取り除かねばならない。Googleの検索でも2chの情報は結局回答が書かれていないことが多い。だからGoogle検索で2chのサイトの記事の調査は後回しにする。その程度のものなのだ。さらにいえば、2chの書き込みは長文ではない。長文を毛嫌いする風潮がある。携帯から利用するユーザーが多く、長文を見たり書いたりするための手間がかかるからだ。また、短文であれば感情的に反射神経で書き込むこともでき、書き込み件数の大小で評価される2chでは件数を稼ぐために短文で書き込まれることが多い。そして長文を書くには充分な知識と根拠と推理力と訓練が必要であるが、そういう素養の無い人間には長文は書けないため、長文を書く人間をねたみ逆恨みするのである。もっというと2chの書き込みには誤字脱字が多い。校正する暇を惜しんで短文を機関銃のように投稿して自分の意見を数多く表明するのが2chのスタイルなのだ。馬鹿馬鹿しい。

「インターネットの国内最大の掲示板」という名前だけで2chを見るべきではないし、そういう風潮があるのは悲しいことだ。

かつてパソコン通信という世界があった。@niftyがまだnifty-serveだったころのフォーラムの記事は非常に真剣に書かれていた。信憑性も高かった。長文でありながら密度の濃い文章が頻繁に書き込まれていた。

自分自身がフォーラムで鍛えられてきたこともあり、パソコン通信時代のオンラインコミュニケーションにはお世話になったことも多いし、勉強になった。しかし今のオンラインコミュニケーションは密度が低すぎる。情報の集約をするツールがGoogleなどの検索エンジンしかないのが痛い。そしてユーザ数・書き込み件数が最も多い掲示板が2chであることは、そこに集まる情報がガラクタしかないし有益な情報を探し出す手間が大きすぎる点で、オンラインコミュニケーションの文化を衰退させている。

「インターネットを使いこなせるようになるべきだ」という意見は一見もっともだが、現時点でガラクタばかりの情報の海を見てそれをインターネットだと思われるほうがよっぽど恥ずべきことだ。何らかの年令や犯罪歴による規制がなされるのは止むを得ないことなのかもしれない。

2010年5月 2日 (日)

使う側のプロトコル

パソコンというコンピュータがインターネットにつながるようになって社会はどう変わったんだろう?

パソコンがスタンドアロンで動いていた時代、パソコンを使った犯罪は今よりずっと少なかっただろう。しかしパソコン通信ができ違法ファイル(著作権、ポルノ)の流通という犯罪が発生した。そして今はインターネットの時代。パソコンはインターネットにつながることが前提になっていて、いろんな利便性を獲得してきたが、その裏ではP2Pソフトでの違法ファイルのやりとりや掲示板上での誹謗中傷・違法行為の助長、オークションサイトでの違法取引など、犯罪者にとって格好の稼ぎどころになっている。「犯罪者」といっても一見すればパソコンを使いこなしているエリートに見えてしまうところがたちが悪い。

このまま政府は無策のまま放置するのだろうか。

インターネットの基礎技術であるTCP/IPのPは"Protocol"の頭文字である。プロトコルをインターネットで検索するといくつかの用法が見つかる。1つはコンピュータ用語であるが、2つ目は外交儀礼上の決まりごととしての「プロトコール」、3つ目は医学関係での投薬や治療の手順である。

日本は島国ということもあり長い間外交に疎い国民であった。コンピュータと違い、国民性なんていうものは一朝一夕に変わるものではなく、鎖国された島国で生息する農耕民族としてのDNAは日本人には染み付いている。だから外交が必要になった今日に外交下手をいろんな局面で示してしまう。例えば韓国との諸問題もそうであろうし、トヨタのアメリカでのリコール問題も上海万博での国旗掲揚の問題も「外交下手」が裏目にでている原因。

外交儀礼というのは法律ではなく守らないからといって罰せられる筋合いのものではないのは事実だろう。しかし守らないと「仲間はずれ」になってしまうものだ。国境がある多くの国では国境紛争がかならずあり、それを解決する場では必ず「プロトコール」を守らなければならないのだが、日本人にはそういう厳しい「ルール」であるという認識が足りないのだろう。医学の現場で「プロトコール」という言葉を使う意味は、その「プロトコール」を守らないと患者を殺してしまう恐れがある、非常に厳格に適用されるべきルールだ、と考えるべきだろう。

振替えってコンピュータのプロトコルを見る時、やはりその厳格さの扱いがどうも日本と諸外国とでは異なるように思われる。諸悪の根源はマイクロソフトとNECだろう。プロトコルを「マナー」レベルで考え、己の都合と競合した時に己の都合を優先する。これは「プロトコール」としてはやってはいけないことなのだが、マイクロソフトのプログラマはそうは考えず「まぁ守れるものは守りましょう」と気軽に考えてきたのだろう。そうして出来上がったInternet Explorerはプロトコルどおりに作成した他のブラウザで正しく見えるものが正しく扱われなかったり、IE以外では正常に閲覧できないサイトが簡単にできてしまう。これはマイクロソフトのプロトコル違反の例だが、NECのパソコンの無線キーボードやマウスは通信仕様が独自であり標準的なプロトコルとしてNECが提供してこなかったため互換製品が作られずキーボードやマウスが故障すると高価な純正品を購入せざるを得なくなる。これはNECという日本の会社がプロトコルを軽視する現われだろう。

かくしてプロトコルを守らないパソコンができあがりプロトコルの苦手な日本人は独自仕様であることを欠点だと思わず喜んで使ってしまう。これは携帯電話のガラパゴス化現象ともリンクしているだろう。

コンピュータリテラシーと称して今は教育現場でもパソコンを教えているのだが、果たしてプロトコルのことをどこまで教えているのだろう?「難しい話だし技術的なことだから利用者は知らなくていい」と判断しているのではないだろうか。

しかし、プロトコルは厳格なものであり、間違ったり無視することは国際社会での仲間はずれを意味することを、単なるパソコンの一技術としてではなく、それこそ国語や倫理社会のレベルで教育すべきではないのだろうか。

そうしてパソコン・インターネットをつうじての「外交」をしているのだ、と考えると、パソコンを利用する側も安易な気持ちでいてはいけないことに気が付くのではないだろうか。

逆に言うと、そういう「プロトコル」に従ってインターネットを利用する以上、利用する側の責任は重大であり、安易に子供が使うべきではない。インターネットを「使う側の」プロトコルが必要なのだ。

2010年4月19日 (月)

ユーザーに望むこと

今日伺った法人のお客様。
「ネットワークがつながらない」とのことだったが、インターネットは見えているらしい。いくつか準備をして伺ったのだが、伺ってみるとディスプレイもキーボードもつながっていないIAサーバが1台電源OFFの状態で鎮座している。電話を掛けてきた方はいらっしゃらず初老の男性が1人。「詳しいことはよくわからない」とのこと。
サーバの電源を入れてみるとビープ音2回。こりゃおかしい。使っていないキーボードとディスプレイを探してつなげてみると、案の定「CMOS checksum Error」。BIOSセットアップを起動していじったあと再起動するとWindows Server2003が起動しようとしたが一瞬青い画面が表示された後また起動画面に戻る。
Windowsの起動画面で「自動再起動を無効にする」オプションで起動するとBSODで止まった。

そりゃサーバの共有フォルダがつながるわけがない。Windows Server 2003のインストールCDがどこにあるかもわからず、メモリとHDDの不具合がないことをチェックし報告し、「あとはこのシステムを導入したSI業者に直してもらってください」と言い残して帰った。

しかしこのSI業者も業者だが、ユーザもユーザだ。
なぜサーバを導入させたSI業者に電話しないのだろう?
サーバとクライアントの区別もついていない。
今自分が使っているパソコンシステムの構成を全く分かろうともしない。
システムの構成を理解している人間は社内にはいないのか?ドキュメントは残っていないのか?

車にたとえるなら、「車が走り出しません、どうしましょう?」というような、極めて曖昧な問い合わせしかできない。
そのシステムを知らない場合、完璧な回答を出せるのは超能力者しかいない。
物にも限度がある。今使っている機器の構成がどうなっているかを説明した上で問い合わせをしないと見当違いの応対になってしまう。

確かにパソコンは普及し誰でも使えるようになったかもしれない。
しかし特に仕事で使う場合、そのパソコン「システム」は誰かが設計したものであるはずだ。それには当然思想が伴うはずであり、そのシステムで何を実現しようとしているか決められているはずである。その目的を満たすためのシステムであるなら、その利用者もせめてそのシステムがどのようなものなのかを説明する文書の存在ぐらいは知っておくべきだし、他人にそれを解析させるならその文書を見せるべきなのだ。

システムを安直に構築できすぎる、という意味で、マイクロソフトはやはり罪深いし、そのシステムを維持する費用を過小評価するような今日の風潮にも大きな問題があるだろう。金をかけたくないのはわかるが、それなら自分たちできっちり面倒をみるべきだ。それができないならきちんとお金を払って出来る人間にやらせるべきだ。そうでないとそのシステムは非常に弱いものになる。それがその会社の命運を握っているのなら、それは危機管理ができていない、ということなのだ。

お金の使い方を間違えないで欲しい。必要なもののコストを無にすることはできないのだ。

2010年2月18日 (木)

パソコンのアメ車化

前回の記事にてパソコンの信頼性不足による医療業界への導入の遅れの話を書いたが、その中で「もしパソコンが業務に必要不可欠なら無停電電源を使ってでも動かすだろう」と書いた。

しかし本当のところ停電になってしまうとパソコンは始末におえない。無停電電源装置をつけても2時間動けば御の字。ノートパソコンでも下手すると新品・完全充電でも2時間しか動かない。それでは確かにいくら便利だからといっても導入に躊躇するのは当然だろう。

しかし、電池メーカーの努力で電池の能力は格段に向上したはずなのに、なぜパソコンは相変わらず「数時間」しか持たないのだろうか?

諸悪の根源はやはりマイクロソフトだ。Windows 7はともかく、Vistaは非常にコンピュータリソースを無駄遣いする。7もxpに比べると無駄遣いは多い。まずメモリがXP無印の頃から比べると8倍程度必要になっている。CPUクロックも倍程度、CPUのコア数自体デュアルコアだ。

かつて富士通はFMR-CARDというノートパソコンを販売していた。これが画期的だったのは、単3電池2本で動作したこと。当時のパソコン通信の利用者にもこれを利用する人が多かった。当然このパソコンはDOSベースでありWindowsが動く代物ではなかったが、用途を割り切れば全く問題なく利用できていた。

今の技術を使えばFMR-CARDがXGAの解像度でカラーでできそうなものなんだが、どのメーカーもそんなことはしない(もちろん富士通自身も)。なぜか。今のパソコンはWindows7が動かないとマイクロソフトがOSを販売してくれないからだ。(例外はATOM)。

つまり、技術の進歩でリソースに余裕ができても、それをOSが先に占有してしまう。リソースの余裕をユーザに還元するのはそのあとであり、逆にいえばユーザがコンピュータのリソースを利用したければより高速で大容量のハードを導入するしかない。そうやってマイクロソフトは無駄な電気エネルギーを食いつぶしている。OSがリソースの無駄遣いを止めればよりコンパクトでより消費電力の少ないパソコンは作れるはずなのだ。

これはアメリカのビッグスリーが陥った泥沼と同じである。ビッグスリーの開発陣は「アメリカ人は日本車のようなちまちまとした車は好まずちまちまと燃料をケチるような運転はしない」と思っていたのかもしれないが、現実に不景気になれば燃料代のかかるアメ車には乗らなくなりプリウスを購入するのだ。同じようにマイクロソフトのソフトエンジニアは「アメリカ人は日本人みたいにこまめにパソコンの電源は落とさないし持ち歩くときも車を使うから軽い必要はない。その代わり最大性能は妥協せず、OSのアイコンは美しくなければならず、グラフィックが猛烈な速度で描画できねばならない」と思い込んでいるのだろう。しかしそのためにバッテリはいつまでたっても小さくならずエネループ4本で東京-新大阪間使いつづけることもできない。

昔の日本なら独自OSでよかったのでFMR-CARDのようなパソコンも存在できたが、今はWindowsの縛りのためにそういうパソコンをつくると他のパソコンの販売に支障がでるためおいそれと手が出せない。

しかし、強力なGPUを持たず搭載トランジスタ数の少ない非力なCPU・少ないメモリでも動作するようなOSをサポートする超低消費電力のノートパソコンが出ない限り、ユビキダスは掛け声だけで終わるだろうし、医療分野など電力供給が不完全でも機能しなければならないシステムは構築し得ないだろうし、ビジネスマンは電車の中で電源の心配を常にしなければならないだろう。

具体的に数値を出すなら、26万色表示のXGAディスプレイ、CPUクロック300MHz、128MBのメモリ、8GBのSSD搭載のノートパソコン(Windows95当時のスペックと考えればよい)の消費電力を3Wぐらいにできないのか。エネループ単3型の電池容量が1,900mAh、つまり4本直列で4.8Vで利用するとして1,900mA=9.12Wなら1時間、600mA=2.88Wなら3時間持つ計算になる。

この計算の大前提は1つ。Windows7のような大飯食らいは使わないしかない。もうアメ車の時代は終わったのだ。マイクロソフトの従業員がプリウスに乗る、というのは自家撞着以外のなにものでもないことを自覚すべきだ。

2010年2月16日 (火)

医療のIT化が遅れている原因は何か?

という記事が
http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1002/15/news02.html
にあった。(私はMixiで読んだが)

制御系出身のエンジニアとして言わせてもらうと、医療の現場にパソコンが入っていかない理由はただひとつ。
信頼性にかける、この一言に尽きる。
お医者さんというのは大学で言えば理系、パソコンオタクもごろごろしている。パソコンを趣味で触るのは大好き、という医者も多いだろう。そういう経験があるなら仕事でも使ってみればいいのだが、自分の経験として「いきなり落ちる」とか「反応しなくなる」という体験をしているとそれを医療の現場に持ち込むのは野蛮だと考えてもおかしくない。

これはパソコンという電子機器の大雑把さが招いた不具合なのだ。
趣味のパソコンならインターネットからフリーウェアをインストールしたり別のソフトが出たのでアンインストールしたり、またUSBでプリンタをつなぎデジカメをつなぎフラッシュメモリをつなぎ・・・、そしてWindowsの脆弱性が見つかったといってはWindows Updateを繰り返す。
つまりシステムからみたら不確定要素が多すぎるのである。
逆に言うと、インターネットにつながず、接続する機器は限定し増設を許さず、ソフトの追加・削除も許さず、その状態できっちり評価してOKならそのシステムはXP無印であっても安定して動作することが見込める。(ただしインターネットにつないだが最後ウィルスに感染しまくる恐れはあるが)変わるところがないのだから。

ところがマイクロソフトのずさんな製品開発のおかげで、「OSのファーストリリースにはバグはつきもの」という評判が定着している。ちょっと知ったかぶりをしている人は「ソフトウェアのバグはなくすことはできないからやむをえない」と達観しているようだが、それは車の世界では「発表後半年は車の故障は当たり前」みたいな話であり、本来ありえないことだ(昨今のトヨタの不祥事にはあきれてものも言えないが)。
Vistaなど、開発に5年もかけたのにバグや動作速度低下、仕様改悪などの体たらくであり、企業ユーザーが導入に躊躇したのがVista販売不振の原因だ。

医療現場にITを導入、というのはフロントエンドにパソコンを使うことだ。それが信頼できないものだった場合、人の命を奪う可能性も十二分にある。だからそういう現場にマイクロソフトの製品を導入した場合、「責任はマイクロソフトはとりません」という言質をとられることになる。
自分であれだけOSを複雑怪奇にしておきながら「責任はとらないよ」ではシステムを企画する側もそれを承認する医療従事者も手をだせない。
それが「医療のIT化が遅れている」本当の原因だ。

「非常時に停電でパソコンがつかえない」との意見もあるが、本当に必要なシステムになっていれば、大病院なら必ず設置される非常用バックアップ電源をパソコンが利用できるようになっているはずなのだ。今はそこまでのシステムにしてしまったときに非常時でもなんでもないときに運悪く使えなくなってしまうことのほうが問題なので、そこまでのシステムを作りこんでいないだけ。

マイクロソフトはそろそろWindowsの開発を見直すべきだ。
OS本来のカーネル部、ドライバ部、ユーザインタフェース部、おまけソフト部を完全に分割して開発し販売し維持すべきなのだ。そしてカーネルはそれ以外のモジュールを完全に掌握し制御権を確実に握っていなければならないのだ。また、ドライバやデバイスの追加・削除・変更は「特権ユーザならいつでもできる」だけではなく、「システムセットアップ時、もしくはメンテナンスモード以外ではいかなるユーザも変更できない」ようにもしなければならない。そして速度優先のゲームユーザや一部のオタクが使うOSと業務ユーザが使うOSのカーネルが同じである必然性はない(APIが同じである必要はある)。そういうきめ細かい設定のできるOSであるべきだし、「OSが大規模になってしまった」ではなく、目の届く範囲できっちりコンパクトにかつ信頼性の高いものを作るべきなのだ。

そうやって信頼できるOSになったとき、初めて医療現場でも使われるようになるだろう。

無線LANの盲点

ネタはつきないMSへの悪口・・・はさておき。
過日のメンテナンス作業の話など。

コタツトップにゃケーブルは不恰好、ということで依頼され無線LANの導入作業を行ったが、翌日「無線LANってこんなに不安定なの?」とのクレーム。聞けば数分~数十分で無線LANが切れてしまうとのこと。
無線LANでは信頼していたバッファローなのにそんなはずは・・・と思いながらお伺いしてみるとやはり見ている間に切れる。
これはおかしい、ということで、まずはドライバのアップデート・・・最新版であった。近くの他局との混信は・・・検出できたのは1局(お客様のAP)だけ。bluetoothもつかっていない。802.11gだが親機-子機間の距離を2mぐらいにしても切れる。もちろん電子レンジなどの影響もない。
親機の設定を確認したがタイムアウトの設定もない。Wireless Zero Configurationもバッファローのインストーラがちゃんと殺している。802.1xも無効になっている。
ノートパソコンはDELL製のinspiron1501でWindows XP Hpme Editionだが、購入時点では無線LANを内蔵しないモデルを購入しており後付でUSBの無線LAN子機を使った。自分のパソコンのUSBの不安定問題がBIOSアップデートでかなり解決していたので、InspironのBIOSアップデートも行ったが変わらず。ディスプレイドライバなど気になるドライバを片っ端からアップデートしたが直らず。
「ウィルスか?」とも思ったがウィルスバスターがきっちり入っており簡易検索では何もでない。
さぁ困った。
TCP/IPの設定でも壊れたかな・・・再インストールか?と思いながらネットワーク接続の無線LANのプロパティを見てみると、見慣れないドライバが入っている。なんだこれは?「Dell Network Assistant」?
確かに接続が切れたときにDELLのユーティリティがポップアップしていたが、これがプロパティにいてるのか・・・
ちょっと待て。これってDELL版の無線LAN設定ツールか?なぜ入っている?
どうやらDELLは無線LANを購入時に選択しなかったユーザにもこのソフトを入れていたようだ。しかしこういうソフトはハードに依存するぞ・・・そうか、これがバッファローのクライアントマネージャの邪魔をしてるのか?
というわけで、さくっとDell Network Assistatをアンインストールしてみた。するとどうだろう。それまで30分以内には必ず切れていた無線LANが切れなくなった!
「数日間様子を見ていただけますか」ということでその場は退散したが、その後別件で電話したら「無線LANは調子いいよ」とのことだった。

バッファローなどのサードパーティは当然自分の製品が安定して動作するよう設定ユーティリティである「クライアントマネージャ」をインストールしてくる。その際、マイクロソフトがXP SP2に入れてきたWZCはきちんと殺すことで「似て非なる」ソフトの同時実行による不具合を回避しようとする。しかしハードメーカーがつけてきたソフトまではバッファローも気が回らなかったのだろう。それはしょうがない話だ。
しかし、似て非なるソフトの存在があることを知っているはずのOSが何も言わないのはやはり不親切としか言いようがない。マイクロソフト自体がそういうソフトをつけている以上、自分自身のソフトを「邪魔だから殺せ」ということは言うはずはないのだが、それはユーザビリティの視点から言えば「OSの責任放棄」になる。
本来ならバッファローのソフトのインストール時に「同様のソフトが既に1つ以上インストールされています。追加した場合システムが不安定になる危険があります」のような警告がなされるべきであり、既存のソフトの一覧表示および有効化・無効化を適切に設定できるUIが備わっているべきだったのだ。

やはり結局マイクロソフトの製品企画のでたらめさをここでも証明することになったのか。

2010年2月14日 (日)

最近の活動から

今日のメンテナンス作業は、預かり修理していたVAIOノートの返却など。

修理といってもメモリ不足でWindowsXPが固まってしまい強制終了を繰り返したあげくハードディスクの欠損を招いてしまった、というよくある話です。

VAIOのお客様でよく見かけるのは、Cドライブがすぐ一杯になり、クリーンアップしても全然効果がなく、「ディスクの圧縮」を有効にしてしまうこと。

VAIOというパソコンが他社のパソコンと違うのは、パソコンを使いこなすことを求めることです。今のVAIOも64bit版Windows7を搭載するなど「とんがった」仕様になっていますが、ドライブ分割もその一つでCドライブとDドライブの容量比がDのほうが大きい。この理由を考えると、VAIOの商品企画の柱である「パソコンでオーディオビジュアルを楽しんで欲しい」ということにつながります。つまり、画像にせよ動画にせよ音楽にせよ、かなりの大きさのファイルを溜め込むことになります。そんなとき、Cドライブに単純に保存してしまうとファイルのフラグメントが多発しパソコンの速度低下を招くわけで、そういうデータはDドライブに保存して欲しい、というのがソニーの考え方なのでしょう。

ソニーの意図どおりにVAIOを活用すると、Dドライブに音楽データや動画データがたまっていきます。それはそれで構わないのですが、それを知らずに買ってしまうユーザさんはいろんなソフトをインストールし、インターネットから闇雲にダウンロードし、データをマイドキュメント配下に保存します。するとマイドキュメントはCドライブに存在しますからCドライブの容量が圧迫されていく。これがVAIOユーザに多いCドライブのパンクの理由でしょう。

作業としては、まず最大容量のメモリを発注したら手持ちのメモリを増設して操作がまともにできるようにします。

次に元のハードディスクより多少大きい(確かに今時60GBというのは入手製も悪い)ディスクを入手し、別パソコンにてコピーソフトにてパーティションサイズを変えずにHDDのコピー(下手に変えるとリカバリ用データにアクセスできなくなるおそれがあるので)。

Windowsの起動を確認し、chkdskでエラーが出なくなるまでチェックを繰り返し、リカバリ用メディアを作成してからパーティション操作ユーティリティでパーティションサイズを変更。

あとはディスクの圧縮を解除しコマンドプロンプトでファイルの圧縮の解除、セーフモードで再起動しadministratorでログインしてから再度コマンドプロンプトでファイルの圧縮の解除。通常モードだけの解除だと裏で動いているプロセスが握っているファイルの解除に失敗します。セーフモードだけでやるとドライバがないのでHDDアクセスが遅い。面倒ですが2回にわけてやることで処理時間を短く、とりこぼしなく解除できます。

あとはウィルスチェックやwindows Update、デフラグなどをして最新状態できれいな状態にします。

実際に納品して見てもらいましたが今までの動きの悪さが全く消えたので喜んでいただけました。

で、本当に書きたかったのはここから。

そのお客様と話をしていて、私は2軒目に電話されたそうですが、1軒目のメンテナンス業者とのやり取りを聞いて同情するしかありませんでした。

その業者、電話したら機種名も聞かず、「リカバリディスクはありますか」としか聞いてこなかったそうです。要領を得ない応対だったので、「そちらでは何をしてくれるんですか?」と聞かれたところ、「購入時の状態に戻すことだけやっています」だそうで。

そりゃお客様も呆れるでしょう。そのパソコンには個人情報など重要なデータはメールも含めほとんどない、とのことでしたが、いきなり取りに来てリカバリだけして返されても困る、とのことでその業者にはご遠慮頂いたそうです。

もしそのパソコンに大切な写真や仕事の重要資料などが入っていたら大変なことになったでしょう。そういう大事なものをいい加減な仕事で無くすような「メンテナンス業者」は存在価値があるのでしょうか?

最初のブログ投稿ということで気合入れすぎてしまいました。ちょっと力抜こう。

でわ。