2012年2月 3日 (金)

知恵ノートでサービス管理者から削除される

Yahoo!知恵袋というサービスがある。
そちらで何度か書き込みをしてきたが、そこにある「知恵ノート」という機能を利用しようとして非常に不愉快な思いをしたのでここに記録しておく。
同じような思いをした方に、同士がいることを知らせたい。
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知恵袋の質問として、マイコンにプリプロセッサを搭載できるのか、という質問があった。
制御系のOBとしては、単語の理解が足りないことを指摘した上で技術的な回答を行った。
しかし、投稿者の都合により当該質問は削除された。
せっかく書いた文章が勝手な都合で消されることを理不尽に思っている私は、「知恵ノート」に当該質問のやりとりを残すことにした。

その「知恵ノート」に対して、「サービス管理者」と名乗る者から「サービス管理者からのアドバイスがあります」との「アドバイス」を受けた。内容は「サービスガイドラインに抵触するので内容を変えろ」とのこと。
その「アドバイス」に対して説明を求めたのが次の部分:
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サービス管理者へ。

ま ず、「サービス管理者」とは何者か?「Yahoo!知恵袋スタッフ」なのか?それともいたずらなのか?アダルトサイトからの料金督促メールと同じ発信者名 では、この「アドバイス」も全く信憑性のない文言だ。事前に何の説明もなくこういうメッセージを送るのはあまりに失礼だろう。まず立場を表明せよ。もしく はそれを説明するサイトへのリンクを通知しろ。

> サービスガイドラインに照らし確認を行い
とのアドバイスを受領したが、その「サービスガイドライン」はどこで公開されているのか。
当然明文化されているものと思いたいが、「アドバイス」文中でリンクを明示すべきだろう。
もし明文化されていないのならその旨通知されたし。

また、
> ノートの内容がわかりづらいとみなされました。
これもどの部分が分かりにくいのか、私の文章が分かりにくいということなのか、それともそれ以外の部分に知恵袋として承認しかねる記述があるのか、さっぱりわからない。

そして、
> 知恵ノート内にてアドバイスをいただいた方へコメントを行う行為はお控えください。
これは何を意味するのか?私はどなたからもアドバイスは頂いていないし、そういうコメントも一切付けていない。
この「アドバイス」の内容はいったいなんなんだろう?わからない。

上記への回答を頂くまで、本文書への加筆訂正は行うつもりはない。
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このコメントを本文の前段に付加して「サービス管理者へ投稿」のボタンをクリックした。
私が期待したのは、上記コメントへの回答だったのだが、それに対する「サービス管理者」の回答は、

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【重要】サービス管理者からのアドバイスがあります

■不適切な情報を含んでいるとみなされました。

(以下略)

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どうやら本文中に「サービス管理者」への問い合わせを書くことはNGだったようだ。

とすると、サービス管理者へ問い合わせる手段がない。この文章をどのように修正しなければならないのか、知るすべがない。

つまり、「知恵ノート」を利用する場合、サービス管理者の検閲をパスする内容でなければならないのだ。

これは日本国憲法第21条の2項「検閲の禁止」に抵触する。

こんな馬鹿げた表現の場はない。

しかもそれを明文化することもしていない。

ばかばかしい、と返事を書いた。そうすると、

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あなたのノートは削除されました
不適切な情報を含んでいるとみなされました。

 

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だそうな。

もう相手にするのも馬鹿らしい。Yahooよ。憲法ぐらい読め。

2010年10月23日 (土)

USBメモリ利用時の注意

今日お預かりしたのは1本のUSBフラッシュメモリ。
仕事の文書が大量に入っている。
要件は「中のWord文書を修正し上書き保存するとエラーがでて保存が出来ない」とのこと。

実際にやってみると確かに「ファイルアクセス権のエラーのため保存できません」とエラーが表示され、ファイル名が表示され、OKボタンしか表示されないダイアログボックスが表示される。

ファイルシステムをチェックするも異常なし。
2GBのUSBメモリで10%しか利用されておらず空き領域の問題ではない。
ウィルス駆除ソフトでスキャンしたが問題なし。

こういうときは出力されているエラーメッセージを正確にそのまま検索文字列としてGoogleで検索するに限る。
・・・なんだよこれ。http://support.microsoft.com/kb/813997/ja (役に立たないので見なくて結構です)
ハードディスクの空きやウィルス駆除ソフトの問題にしているが、50Gの空きがあるのに動かないのか?
マイクロソフトのサイトは自分のプロダクトのバグに対して弁護しすぎる。よっぽど自分の責任にしたくないらしい。
知恵袋のログもヒットするが、これも役立たず。知恵袋のベストアンサーは決して正解ではないので注意すべし。というかこういう玉石混合だからKnowledge Baseとして役に立たない。
まだOKWaveのほうがきちんとしている・・・と思ったがウィルス駆除ソフトの話だけ。

探しまくって見つけたヒントはこれ。
http://www.zqwoo.jp/sak_bfqa/show_c/BUF6661
当該USBメモリはFAT16でフォーマットされていた上に漢字のファイル名連発でしかもルートディレクトリに180個以上のファイルとフォルダを保存していた。FATのルートディレクトリのエントリはディスクサイズに依存するが8.3形式の短いファイル名でも512個までしかファイルは保存できない。ロングファイルネームを利用するとディレクトリエントリが使われるため、ファイル保存数の制限がさらに小さくなる。
Wordはファイルを上書き保存する際に、仮の名前で新しくファイルを保存→正常終了したら古いファイルを削除→仮の名前を正しい名前にリネーム、との3段階で保存する。つまり最低でも1つ空きエントリがないとファイル保存ができないわけで、その際に当該エラーが表示される。

問題は、Wordはなぜそれを正しく通知しないのか、ということ。「ルートディレクトリに保存する制限を越えています」とのエラーが出ていれば、ルートのファイルをフォルダに整理することで空きエントリができるため、保存も正しく行なわれるのだ。

この制限はFAT32ではゆるくなるし、FAT16でもルートにフォルダをつくりその中に保存する分には問題は発生しない。(ただしFATの場合1フォルダ内に1000もファイルを作るとアクセスが非常に遅くなる)
もちろんNTFSでフォーマットすれば問題は発生しない。(MFTは自動的に広がるため)
2GBということで普通はFAT32でフォーマットされるのだがFAT16でフォーマットしたのが問題だった。

お客様には「ルートにはフォルダを50個ぐらい作るようにしてその中にうまく整理すればでなくなります」と言い添え、あとFAT32でフォーマットし直してデータを戻した状態でUSBメモリを返却した。

USBメモリをフロッピー感覚で使っている方はこの問題に引っかかることが多いだろう。フォルダをうまく使ってUSBメモリをうまく使いこなして欲しい。

2010年10月 6日 (水)

Yahoo!知恵袋はKnowledge Baseになっていない

また間を空けてしまいました。

併設の事業がままならずクロージングするための準備中です。夜逃げなんて馬鹿なことはしない。円満に業務を終了させることに腐心する今日この頃です。

さて。

Yahoo!Japanのサービスのひとつに「知恵袋」というのがあり、気軽に問い合わせし気軽に回答できるため利用する方も多いようだ。

パソコンのQ&Aも非常に多く、たった今直面したトラブルに頭を抱えている人からの書き込みや何日頑張っても解決できなくお手上げの人の書き込みなどを重点的に解決方法の概略とヒントを書くことがある。

当該現象の原因はなにか、どういう仕組みで現象が発生するのか、現象を回避するために根本原因を直すとしたらどうするか、また単に回避したいだけならどうするか、分かる範囲にちょっと検索して正確性を高めて回答をつけるようにしているため、単に現象を回避する方策しか書かない回答に比べどうしても長くなるし、原因がユーザー当人の不始末に起因する場合、それもはっきり書くため、質問者は自分のミスを指摘されたように思うのかもしれない。

気になるのは、そういう回答をつけたとき、例えば「あなたのパソコンはウィルスに感染しています」と回答をつけると、かなりの割合で質問自体の存在を抹消してしまうのだ。

質問者も「ウィルスに感染するのは素人のやることだ」とか思っていたのに感染してしまい恥ずかしい気持ちがあるのだろうし、仕事によってはウィルスに感染するような行為自体禁止されている職場などでの感染発覚の場合本人への処分もありうるため、ウィルスに感染したこと自体を「ないものにしたい」という気持ちがあり、知恵袋の「質問者は一定期間は無条件に質問を取り消すことができる」ルールを安易に利用してしまう。

これの何が困るといって、その回答は当人にしか役立てることができず、類似した現象に遭遇した別のユーザーの利便を全く配慮していないこと。Knowledge Baseという言葉があるが、技術的な質問と回答を集積したデータベースはパソコンの範囲に限っても日々発生する問題の解決に役立つのだが、現状の知恵袋はKnowledge Baseの役にはたたないのだ。

医学に例えてみると、ある症状を訴える患者がいたとして、研究機関が調査した結果を元に医師がその病名を患者に伝えた時、「そんなはずがない、お前の勝手な言い分だ」と言わんばかりに憤慨してカルテを引き裂き、診察室を出て行くようなものだろう。

別の患者が類似した症状を訴えた時、別の医者が「そいえば**先生が似たような症状の患者を診てたな」といってカルテを探しても見つからないため、またその医者は研究機関の調査結果を吟味しなければならない。

カルテ、と呼べるほどの立派な回答をしているわけではないが、それを書いた人間の著作権を平気で侵害するYahooの態度にも腹立たしいものがあるが、回答をもらった人間が「余計なお世話だ」と言わんばかりの態度で回答を削除するのは、されたほうとしては気分のいいものではない。

知恵袋をまともなKnowledge Baseとして役立たせたいと思っているなら、質問者の質問削除権を制限しなければならないのだ。

2010年9月 3日 (金)

ウィルスより性質の悪い有料ソフトとそれを隠す体質

また嫌な思いをした。
どうしてマイクロソフトはこういう不具合を直さないんだろうか。
お預かりしたVAIO。リカバリの許可を頂いたため購入時の状態に戻した。
マシンが古いためSP1まで戻るので、VAIO UpdateとWindows Updateにより最新状態にしようとしてSP2のインストールが始まったのだが「プロダクトキーを確認しています」で固まっている。
リカバリディスクによる復旧なのでプロダクトキーは入力していないし全く合法的な復旧なので、けちをつけられる筋合いは無い。

インターネットで検索したところ下記サイトで同じ事例が紹介され解決策も載っていたため、そのとおりやると確かに先に進んだ。ありがとうございます>サイト管理者
http://kumadigital.livedoor.biz/archives/50772747.html

問題は、
・表示されているメッセージと停止する理由の関連が全く無いこと。
・固まっているため対処方法が全くわからないこと。
・CPUを占有しているため操作が受け付けられないこと。
だ。
まず、当該メッセージ(プロダクトキーを確認しています)が表示された状態で動作が停止する場合、ユーザーはどう思うだろうか?自分のパソコンのライセンスが違法なのか?誰かにプロダクトキーを悪用されたのか?不安に思うことこの上ない。
上記サイトの記載によるとインテルの無線LANドライバが純正品と異なる場合(私の場合はSP2を当てる前にVAIO Updateで無線LANドライバを更新してしまっていた)当該現象が発生するそうだが、考えてみるとWindowsのプロダクトキーはそれだけでWindows XPを認証しているわけではなく、ハードウェアとの組み合わせ、つまりCPUのシリアル番号、LANインターフェースのMACアドレス(これが引っかかったのだろう)、HDDのシリアル番号、などが一致することがシステム同一性確認の必要事項になっている。だからプロダクトキーの確認画面でLANドライバが出荷時点での認証時と異なるMACアドレスを返した場合、ハードウェアの同一性が無効なため、不正なインストールと認識されたのだろう。
理由はわかる。しかしそれならなぜそういう現象が起きていることを明示しないのだろうか?
「お使いのハードウェアが初期認証時のものと異なっています。」と表示しインストールを中断するダイアログを出せば、分かる人はすぐピンとくるし、わからなくても途中で中断することができ、無駄な時間を過ごさずにすむのだ。
次に、GUIの問題でもあるのだが、なぜ高々Windowsの不具合改修のソフトがこんなにも融通の利かない挙動を示すのだろうか?
マイクロソフトのプロダクトでよくある問題ともいえるが、結局彼らの想像力のなさに起因するのだろう。
ソフトを開発していれば「この局面でエラーがでたらどうするか?」ということ、つまり例外処理への対処は必ず必要であり、不適切な処理はユーザーへ迷惑をかけるので適切なメッセージを通知する必要がある。しかし、それを全く無視する会社がある。マイクロソフトだ。「こんなところでエラーがでるわけがない」という思い込み、「エラーは何度か再試行すれば解決する」という安易な考え、そして「何か出しておけばわかるだろう」という高飛車な態度により、彼らの例外処理は不完全で時間を浪費し意味不明瞭なメッセージを出して終わる、いや不完全なので終わらない。
そしてCPUを占有する大問題。タスクマネージャさえ起動に時間がかかり、当該プロセスを殺すのにも一苦労。しかも恐ろしいことに私の環境では再起動を指示したのに画面が真っ暗になったあとマウスカーソルだけ表示されハードディスクへのアクセスが続いた。普通の人なら画面が真っ暗になってもまだ再起動しなかったらすぐに電源ボタンに手を掛けるだろう。そしてハードディスクを破壊する。私もその衝動に駆られたが数分間放置しハードディスクのアクセスランプの点滅が消え音がしなくなった状態が30秒は続いたところで電源を切った。こんな挙動を示しハードウェアを壊す危険のある行為をさせるというのは、ある意味ウィルスより性質の悪いソフトウェアだ。これがマイクロソフトの品質管理なのか。

あと、bingというマイクロソフトの検索サイトがある。
私も何度か使い、その体質がわかって利用するのを辞めた。
bingでは、Windowsの不具合に関する検索を行なうとろくな答えが返ってこないのだ。
例えば今の時点で「Service Pack 2 プロダクトキーを確認しています」をキーワードにGoogleで検索すれば上記のサイトが最初のページの最初の5件には入ってくる。しかしbingでは上記サイトは検索結果上位100件には入らない。(それ以降は調べていないが)
マイクロソフトはいい加減隠蔽体質を改めろ。マイクロソフトが情報を隠すことでどれだけのユーザーが不利益を被っていると思っているのか。
マイクロソフトがその隠蔽体質を続ける限り、私はこうやって告発するブログを書き続けるのだろう。

2010年8月28日 (土)

進捗ってなに?

相変わらずマイクロソフト製品への文句ばかりで恐縮です。(そういえば「恐縮です」で有名な芸能レポーターの梨本氏が亡くなられたとのこと、ご冥福をお祈りしたい)

お預かりしたNECデスクトップの症状は「パソコンの動作が極端に遅い」とのこと。
ゲームソフトがいくつもインストールされているようで、ネットゲーム系のソフトの場合プロテクトのためにインストールされるソフトがウィルス駆除ソフトと干渉することがあり、今回の原因もウイルスバスター2009を再インストールすることで現実的な動作スピードになった。
それはいいのだが、こういう場合原因究明のために複数のウィルス検査ソフトでウィルス検索を行なうことが多い。今回はWindows Updateが不完全だったためWindows Updateを手動で実行し、通常はWindows Update中に実行される「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」を手動でダウンロードし「完全スキャン」というのを実行した。大概こういうチェックは数時間かかるのが一般的なので、帰宅する前に実行を開始して翌日出社した時に結果が分かるようにするのだが、出社してみて呆れた。9時間近く実行しているのにまだ終わってない。しかも処理済ファイルの個数がハードディスク内のファイルの数の8倍ぐらいある。ファイル数については、表示されているファイル名を見るとcabファイル内のファイルのようで、それはそれでOKなのだが、とにかく9時間はかかりすぎである。それよりなにより、画面に表示されているプログレスバーは「振り切っている」。これじゃいつまでチェックを続けるのか、さっぱり分からない。1時間ほど別の作業をしたあと見ると終了しウィルスは存在しないことが表示された。
ちなみにお預かりしたパソコンより古くスペックの低い別パソコンでウィルスバスター2010で検索すると(ウィルスバスターではデフォルトで圧縮ファイルの内部も検査するようになっている)3時間程度で検索は終了している。

ここで問題としたいのは、マイクロソフトにとって「進捗」とは何か、ということ。
プログレスバーというのはProgress Bar、つまり進捗を可視化するためのWindowsのオブジェクトのひとつである。左端を0%、右端を100%とする棒グラフであり、作業の進捗と共に棒グラフが伸びていき100%になったと同時に「作業完了」表示に変わる、そういうもので「あった」。すくなくともNTまでは。
今のプログレスバーは全く体を為していない。棒グラフが右まで伸びたと思ったら今度は短くなっていく、棒グラフではなくブロックがバーの領域内で左右に移動する、など、進捗を表示する機能はなくなり、そのソフトが活動していることの表示にしかなっていない。いわゆる「子供だまし」のお遊びだ。だから100%を超えることにも全く無頓着なのだ。
しかし使っている側はたまったもんじゃない。「この作業が終わったら今日は帰るぞ」と思って開始したらいつまでたっても終わらず終電を逃した経験は私自身サラリーマン時代にも何回もある。「これが終わったら作業完了ですからもう少しお待ちください」と上司や顧客に言ったのはいいがそれが全然終わらず上司からは怒鳴られ顧客からは呆れられる。日本のサラリーマンは働きすぎだとか残業が多いとか言われるが、パソコンがらみで言わせてもらえば、プログレスバーが正しく機能し、所要時間の見積が大きく狂わないなら、「この作業が終わるまでの間別のことをしていよう」となるのだが、終わるまでの間そのパソコンを眺め続ける必要があるというのは、苦痛でしかない。ましてそこがボトルネックになっている場合、その作業が終わるまで次の作業が始められないため、その作業の遅延が全ての工程を台無しにする。それにより残業が増え、会社は残業カットを通告し、サービス残業が蔓延し、過労死・欝がIT産業に蔓延する、・・・というのは冗談とは言い切れないだろう。

マイクロソフトは進捗管理がずさんなことでは天下一品だ。
Vistaのリリースの遅延は数ヶ月というレベルではない。ビルゲイツの超楽観的見通しも含めれば3年は遅れている。
プログレスバーの体たらくを見れば、マイクロソフトの開発陣は進捗を管理したくない、ということはよくわかる。「未完成の状態で時間通りに出荷するより多少時間をかけても完成した状態にして出荷すべきだ」ということなのだろうが、それなら出荷した製品の品質はもう少しどうにかすべきだろうし、下請けソフトハウスがこんな進捗管理だったらもう元受には出入り禁止になるだろう。
日本の製造業は納期厳守で品質第一を守ってきたから世界から注文がくるのだ。今パソコンが使えないと「情報弱者」扱いされるようだが、「パソコンが使える=マイクロソフトの進捗管理の杜撰さをまねしていい」ではないことは意識していきたい。

2010年8月 3日 (火)

バックアップで不具合を出す企業体質を疑う

また間を空けてしまいました。恐縮です。

しかしマイクロソフトのWindows開発チームの精神構造はどうなっているんだ?
信じられない。

Vista Home PremiumがインストールされているQosmioが持ち込まれメンテナンス中なのだが、お客様のデータを最優先に扱うべく必ずバックアップを行なうようにしている。
しかしVistaのバックアップはシステム全体をバックアップすることができないらしい。
Vistaの製品カタログを見ると、Editionの違いで添付されるソフトが異なりHome Premiumでは「Complete PC バックアップと復元」という機能が入っていないようだ。
これも家庭ユーザを馬鹿にした話で、「家庭ユーザはバックアップからの復旧はユーザデータしか認めません」ということなんだろうが、家庭ユーザだろうが法人だろうが、バックアップが重要なことには変わりはなく、万一のトラブル発生時にきちんと迅速に復元できることが重要なのだが、マイクロソフトとしては家庭ユーザのパソコンではそんなことはどうでもいいことらしい。

しかもバックアップの機能として重要なベリファイとロギングがサポートされてない。ベリファイが有効だと、バックアップ終了後にバックアップメディアに記録されたバックアップデータとバックアップ元のファイルとを比較し、バックアップデータが正しく作成されたかどうかを検証できる。ロギングはそういう行為のログが残るということだ。つまり、ロギングがサポートされないというのはバックアップが正しく行なわれたのかどうか知りようが無いということだし、ベリファイがサポートされないというのはバックアップデータの正当性が保証されない、ということだ。つまりバックアップが異常終了し不完全な形であったとしても、そのチェックもなされなければその記録も残らないということ。デタラメ以外のなにものでもない。これはバックアップソフトとして全く体を為していない欠陥ソフトでしかない。

マイクロソフトはどうしてこういう欠陥ソフトを搭載したままほったらかしておくのだろう?いくら家庭用パソコンだからといってデータを不完全な形で保管されてユーザが納得するわけがない。孫の写真、結婚式のビデオ、旅行のビデオ、自分たちのバンドの音源、個人で書いた文章、個人の家計簿、などなど、家庭用パソコンだからこそ蓄積されるデータは大量にある。マイクロソフトはそういうデータを大切なものとは思ってないのだろう。

しかも、マイクロソフトのサイトである「Microsoft Answers」という掲示板でVistaのバックアップの記事を検索して驚いた。バックアップが正常に動作せず復元できない、という記事が多数あるのだ。

バックアップは復元できなければ全く意味が無い。もちろん復元作業に於いてセキュリティとの兼ね合いで問題が発生するだろうということはわかっていることだが、だからといって復元ができないのでは全く意味が無い。欠陥ソフトとしか言いようが無い。

馬鹿にするのもいい加減にしろ。ふざけるな。マイクロソフトのVistaの開発責任者はユーザ不在のこんな糞ソフトをリリースしたことを懺悔しなければ嘘だろう。

なぜVistaが売れなかったのか、総括し公開すべきだ。ユーザ不在であったことを深く反省すべきだ。

2010年6月20日 (日)

インターネットの代表的掲示板が2chであることの不幸

自慢じゃないが2chという掲示板の閲覧は嫌いではない。

ニュースの記事を見るときに、多角的なニュースが取り上げられるため、今までのマスコミだけではない情報提供があるので、いろいろ考えることができる。

しかしそこまでだ。取り上げられたニュースに対してついているコメントが便所の落書きばかりで、「玉石混合」な場合もあるだろうが玉を捜して読むほど暇でもないのでコメントまで読む気にならない。

問題は、マスコミが2chをネタに記事を書くこと。本来、2chのニュース板は独自取材のニュースなどはほとんどなく、どこかのマスコミのサイトに掲示されたニュースが引用されているだけであり、本来ならマスコミがそれを引用するというのは2chを媒介した他社のネタの後追いでしかないわけでマスコミが自慢気にやることではないのだが、「日本最大のインターネット掲示板で紹介された・・・」という前振りをつけることで日本のネットユーザーの世論が2chに代表されているかのごとく記事を作成している。

しかし、はたして2chは「日本のネットユーザーを代表している」といっていいのだろうか?

まず、2chに書き込みをするユーザーはどういう人間だろうか、が問題だろう。

2chの書き込みにおいては実名を記入する必要はない。ほとんど全ての書き込みはシステムが提供するデフォルトの名前の下に書き込まれている。ここで問題なのは匿名であることではない。コメントを書いた人間の立場がわからないこと、そしてコメントの記入者の同定ができないことである。

「コメントを書いた人間の立場」であるが、代表的な例として飲酒や喫煙、また性道徳に関する記事におけるコメントの記入者が果たして成年であるかどうかである。「マナーを守っていれば喫煙は問題ない」というコメントの記入者が未成年である場合、そのコメントに意味はあるだろうか?「未成年同士が好きになってはいけないのですか?」というコメントの記入者は果たして未成年なのか?その保証が全くない状態で、そのコメントへの是非を考えることに意味がない。「私は年金受給者ですが老人は姥捨て山に捨てるべきだ」なんていう書き込みは本当の年金受給者でも問題発言だがそうでない発言者なら殺人幇助・誹謗中傷だ。

「コメントを書いた人間の同定ができない」というのは、議論が進んでいくと1件の書き込みに対して複数の返信があり、さらにコメントがついていくことになるが、その場合に誰がどのコメントを書いたのか、複数のコメントの中でどれとどれが同一の記入者の書いたものなのかを同定できないことがある、ということ。2ch側はIDという機能を用意し日付とIPアドレスから生成される値を表示することで同じ日付で同じIPアドレスからの書き込みについては同一の記入者であると判断できるが、日付をまたげばIDでは記入者はトレースできなくなる。2chに入り浸っているユーザならともかく、普通の社会人は一度文章を書いた時に続けて何本も文章を書く暇はないため、このIDの理屈では同じであることを自ら証明しなければ同一人物との判断は不可能だ。逆にIPアドレスさえ変更すれば別人物になりうるため、あるIPで嘘の文章を書き込み、別のIPでそれを賛美することも可能である。

さらにつっこむなら、2chへの書き込みの件数の大小は世論とはリンクしていない。上で書いたように同一人物でも別IDにすることで2ch的には別人格として扱われる。その問題が特定の世代や職業を対象とするときに、そうでない対象者がつけるコメントには意味が無いがその判断も2chではできない。そして同じ人物が何度も書き込みすることも禁止されていない。2chの日中の書き込みができる人間、というと、日中にしばしばちょっとした暇がありパソコンの前にかじりついていることが不自然でなくインターネットの利用に長けている人間、例えばデイトレーダーという個人で株取引をする人間やニートの諸氏、大学生、パソコンショップの店員、退職後職に付いていない者、主婦、などの職種に偏っているはずである。あと携帯からの書き込みを考えると、中高生も含まれてくるだろう。それらの人間に直接利害があるテーマであれば書き込みは多くなるだろうが、そういうユーザの書き込みは世論と一致するだろうか。

例えば政策が原因で株価を下落させるようなニュースがあったとき、現政権に言われ無き誹謗中傷を繰り返す書き込みが見受けられる。一見「一般市民」の顔をして行なわれる書き込みは実際にはデイトレーダーの「鬱憤晴らし」と考えてもおかしくないが、その真偽は不明である。例えば高校生へのタバコや酒、成人雑誌の販売を制限する政策がなされたとき、それを中傷・非難・嘲笑する「成人からの書き込み」があるが、これもその真偽は不明であり、文章の幼さを見ると高校生ぐらいの書き込みと判断されてもおかしくない。

しかし彼らには暇があり武器があり欲望がある。そういう書き込みを少数の人間が大量に書き込むことは不可能ではない。そしてそういう書き込みが非常に多くなってくると「インターネットの日本最大の掲示板では…」という下らないマスコミでのネタになってしまう。これは世論だろうか?2chに入り浸る特定少数の偽装工作による世論の誘導がないかどうかはコメントを読めばわかるのだが、そんな暇がない、という向きには、頭から無視することをお勧めする。

はっきりいって2chに存在する情報は非常に密度が低い。玉の情報を求めるために幾千万の石を取り除かねばならない。Googleの検索でも2chの情報は結局回答が書かれていないことが多い。だからGoogle検索で2chのサイトの記事の調査は後回しにする。その程度のものなのだ。さらにいえば、2chの書き込みは長文ではない。長文を毛嫌いする風潮がある。携帯から利用するユーザーが多く、長文を見たり書いたりするための手間がかかるからだ。また、短文であれば感情的に反射神経で書き込むこともでき、書き込み件数の大小で評価される2chでは件数を稼ぐために短文で書き込まれることが多い。そして長文を書くには充分な知識と根拠と推理力と訓練が必要であるが、そういう素養の無い人間には長文は書けないため、長文を書く人間をねたみ逆恨みするのである。もっというと2chの書き込みには誤字脱字が多い。校正する暇を惜しんで短文を機関銃のように投稿して自分の意見を数多く表明するのが2chのスタイルなのだ。馬鹿馬鹿しい。

「インターネットの国内最大の掲示板」という名前だけで2chを見るべきではないし、そういう風潮があるのは悲しいことだ。

かつてパソコン通信という世界があった。@niftyがまだnifty-serveだったころのフォーラムの記事は非常に真剣に書かれていた。信憑性も高かった。長文でありながら密度の濃い文章が頻繁に書き込まれていた。

自分自身がフォーラムで鍛えられてきたこともあり、パソコン通信時代のオンラインコミュニケーションにはお世話になったことも多いし、勉強になった。しかし今のオンラインコミュニケーションは密度が低すぎる。情報の集約をするツールがGoogleなどの検索エンジンしかないのが痛い。そしてユーザ数・書き込み件数が最も多い掲示板が2chであることは、そこに集まる情報がガラクタしかないし有益な情報を探し出す手間が大きすぎる点で、オンラインコミュニケーションの文化を衰退させている。

「インターネットを使いこなせるようになるべきだ」という意見は一見もっともだが、現時点でガラクタばかりの情報の海を見てそれをインターネットだと思われるほうがよっぽど恥ずべきことだ。何らかの年令や犯罪歴による規制がなされるのは止むを得ないことなのかもしれない。

2010年6月 9日 (水)

データベースは誰のものか

某法人からのトラブル対応。
Dellの古いデスクトップのHDDが壊れていた。
担当の方も社長さんも「この機械は古いから買い換えるつもりだった。データさえある程度復旧してもらえればいい」とのことで、Ontrack Data Recoveryで壊れたHDDをスキャンし復旧して読めたところをDVDに焼いてお返しして…と思っていたら、そのPCがデータを保持し別PCからネットワーク経由でアクセスされていたMDBデータベースのファイルがあり、それを開こうとしても開けない。
別PCにもソフト自体はインストールされているのでそちらにデータをコピーすれば動くだろう、と思っていたが、どうもMDBファイルが壊れたようだ。「バックアップはありませんか?」と聞いても「すみません、私が入社してからそういう操作は一度もしていません」えーっと。探したけれど結局バックアップはどうやら一度もやってないようでMDBファイルをなんとか修復しなければならない。

アプリはよくある業種向けのソフトでプログラム自体はVBかなにかで作っていて、データベースエンジンとしてAccess97に含まれるJetを使っているようだ。MDBファイルも複数存在し、20個ほど存在するが、Accessで直接MDBを開くとそのうち4つが開けない。
1つはMDBを開こうとすると「ほかのユーザーが同じデータに対して同時に変更を試みているので、プロセスが停止しました。」というメッセージボックスが現れ、OKをクリックするとデータベースが開かれずAccessの画面に戻ってしまう。残りの3つはMDBを開こうとすると「データベース***は修復する必要があるか、データベースファイルではありません。」「このデータベースを修復しますか?」と表示され「はい」「いいえ」のボタンが現れるが、「はい」をクリックしても「データベースの形式***を認識できません」OK→「データベース***は修復できないか、Microsoft Accessデータベースファイルではありません」OKでやはりAccessの画面に戻ってしまう。
秀丸エディタでMDBファイルを直接見れば先頭に「Standard Jet DB」の文字が入っている以上、これらのファイルはMicrosoft Accessデータベースファイル以外の何者でもないのだ。

Webで解決方法をいろいろ探したが、「バックアップを取っていないのが間違い」との記載ばかり目立つ。もちろんそれは事実なのだが、だからといって解決方法がろくに書かれていないというのもどうかと思う。
役にたったサイトとしては、
http://chachahoo.at.webry.info/200903/article_4.html
が復旧ソフトを紹介していた。(ありがとうございます>オーナー)
うちにもそういえば復旧ソフトがあったな、と思い、Ontrack Data RecoveryのAccess Recoveryを実行してみたら、開けない状態だった4つのファイルの内容が見えるようになった。
ただ、データが空のテーブルもあるので今からそのチェックが必要だ。

しかし本当にマイクロソフトの能力の無さに腹立たしくなる。
データベースソフトというのは、ユーザのデータを保管することが仕事だ。
マイクロソフトのプロダクトというのは、うまく動く環境ではそれなりに評価できるのだが、トラブル発生時の処置が悪すぎる。エラーを隠蔽する体質により、問題が起きても真剣に利用者に通知しようとしない。致命的な状態になって後悔しても後の祭り。ゲームなら別に構わないのだが、データベースのような仕事で使うソフトがエラー処理をうまくこなせないというのは、マイクロソフトの開発陣に「うまく動く時のことしか考えない」という致命的な怠慢の精神が蔓延しているのだろう。

ということで、こういうトラブルの場合、有償のソフトの導入が必要だ、と心に留めておいてほしい。

2010年5月 2日 (日)

使う側のプロトコル

パソコンというコンピュータがインターネットにつながるようになって社会はどう変わったんだろう?

パソコンがスタンドアロンで動いていた時代、パソコンを使った犯罪は今よりずっと少なかっただろう。しかしパソコン通信ができ違法ファイル(著作権、ポルノ)の流通という犯罪が発生した。そして今はインターネットの時代。パソコンはインターネットにつながることが前提になっていて、いろんな利便性を獲得してきたが、その裏ではP2Pソフトでの違法ファイルのやりとりや掲示板上での誹謗中傷・違法行為の助長、オークションサイトでの違法取引など、犯罪者にとって格好の稼ぎどころになっている。「犯罪者」といっても一見すればパソコンを使いこなしているエリートに見えてしまうところがたちが悪い。

このまま政府は無策のまま放置するのだろうか。

インターネットの基礎技術であるTCP/IPのPは"Protocol"の頭文字である。プロトコルをインターネットで検索するといくつかの用法が見つかる。1つはコンピュータ用語であるが、2つ目は外交儀礼上の決まりごととしての「プロトコール」、3つ目は医学関係での投薬や治療の手順である。

日本は島国ということもあり長い間外交に疎い国民であった。コンピュータと違い、国民性なんていうものは一朝一夕に変わるものではなく、鎖国された島国で生息する農耕民族としてのDNAは日本人には染み付いている。だから外交が必要になった今日に外交下手をいろんな局面で示してしまう。例えば韓国との諸問題もそうであろうし、トヨタのアメリカでのリコール問題も上海万博での国旗掲揚の問題も「外交下手」が裏目にでている原因。

外交儀礼というのは法律ではなく守らないからといって罰せられる筋合いのものではないのは事実だろう。しかし守らないと「仲間はずれ」になってしまうものだ。国境がある多くの国では国境紛争がかならずあり、それを解決する場では必ず「プロトコール」を守らなければならないのだが、日本人にはそういう厳しい「ルール」であるという認識が足りないのだろう。医学の現場で「プロトコール」という言葉を使う意味は、その「プロトコール」を守らないと患者を殺してしまう恐れがある、非常に厳格に適用されるべきルールだ、と考えるべきだろう。

振替えってコンピュータのプロトコルを見る時、やはりその厳格さの扱いがどうも日本と諸外国とでは異なるように思われる。諸悪の根源はマイクロソフトとNECだろう。プロトコルを「マナー」レベルで考え、己の都合と競合した時に己の都合を優先する。これは「プロトコール」としてはやってはいけないことなのだが、マイクロソフトのプログラマはそうは考えず「まぁ守れるものは守りましょう」と気軽に考えてきたのだろう。そうして出来上がったInternet Explorerはプロトコルどおりに作成した他のブラウザで正しく見えるものが正しく扱われなかったり、IE以外では正常に閲覧できないサイトが簡単にできてしまう。これはマイクロソフトのプロトコル違反の例だが、NECのパソコンの無線キーボードやマウスは通信仕様が独自であり標準的なプロトコルとしてNECが提供してこなかったため互換製品が作られずキーボードやマウスが故障すると高価な純正品を購入せざるを得なくなる。これはNECという日本の会社がプロトコルを軽視する現われだろう。

かくしてプロトコルを守らないパソコンができあがりプロトコルの苦手な日本人は独自仕様であることを欠点だと思わず喜んで使ってしまう。これは携帯電話のガラパゴス化現象ともリンクしているだろう。

コンピュータリテラシーと称して今は教育現場でもパソコンを教えているのだが、果たしてプロトコルのことをどこまで教えているのだろう?「難しい話だし技術的なことだから利用者は知らなくていい」と判断しているのではないだろうか。

しかし、プロトコルは厳格なものであり、間違ったり無視することは国際社会での仲間はずれを意味することを、単なるパソコンの一技術としてではなく、それこそ国語や倫理社会のレベルで教育すべきではないのだろうか。

そうしてパソコン・インターネットをつうじての「外交」をしているのだ、と考えると、パソコンを利用する側も安易な気持ちでいてはいけないことに気が付くのではないだろうか。

逆に言うと、そういう「プロトコル」に従ってインターネットを利用する以上、利用する側の責任は重大であり、安易に子供が使うべきではない。インターネットを「使う側の」プロトコルが必要なのだ。

2010年4月19日 (月)

ユーザーに望むこと

今日伺った法人のお客様。
「ネットワークがつながらない」とのことだったが、インターネットは見えているらしい。いくつか準備をして伺ったのだが、伺ってみるとディスプレイもキーボードもつながっていないIAサーバが1台電源OFFの状態で鎮座している。電話を掛けてきた方はいらっしゃらず初老の男性が1人。「詳しいことはよくわからない」とのこと。
サーバの電源を入れてみるとビープ音2回。こりゃおかしい。使っていないキーボードとディスプレイを探してつなげてみると、案の定「CMOS checksum Error」。BIOSセットアップを起動していじったあと再起動するとWindows Server2003が起動しようとしたが一瞬青い画面が表示された後また起動画面に戻る。
Windowsの起動画面で「自動再起動を無効にする」オプションで起動するとBSODで止まった。

そりゃサーバの共有フォルダがつながるわけがない。Windows Server 2003のインストールCDがどこにあるかもわからず、メモリとHDDの不具合がないことをチェックし報告し、「あとはこのシステムを導入したSI業者に直してもらってください」と言い残して帰った。

しかしこのSI業者も業者だが、ユーザもユーザだ。
なぜサーバを導入させたSI業者に電話しないのだろう?
サーバとクライアントの区別もついていない。
今自分が使っているパソコンシステムの構成を全く分かろうともしない。
システムの構成を理解している人間は社内にはいないのか?ドキュメントは残っていないのか?

車にたとえるなら、「車が走り出しません、どうしましょう?」というような、極めて曖昧な問い合わせしかできない。
そのシステムを知らない場合、完璧な回答を出せるのは超能力者しかいない。
物にも限度がある。今使っている機器の構成がどうなっているかを説明した上で問い合わせをしないと見当違いの応対になってしまう。

確かにパソコンは普及し誰でも使えるようになったかもしれない。
しかし特に仕事で使う場合、そのパソコン「システム」は誰かが設計したものであるはずだ。それには当然思想が伴うはずであり、そのシステムで何を実現しようとしているか決められているはずである。その目的を満たすためのシステムであるなら、その利用者もせめてそのシステムがどのようなものなのかを説明する文書の存在ぐらいは知っておくべきだし、他人にそれを解析させるならその文書を見せるべきなのだ。

システムを安直に構築できすぎる、という意味で、マイクロソフトはやはり罪深いし、そのシステムを維持する費用を過小評価するような今日の風潮にも大きな問題があるだろう。金をかけたくないのはわかるが、それなら自分たちできっちり面倒をみるべきだ。それができないならきちんとお金を払って出来る人間にやらせるべきだ。そうでないとそのシステムは非常に弱いものになる。それがその会社の命運を握っているのなら、それは危機管理ができていない、ということなのだ。

お金の使い方を間違えないで欲しい。必要なもののコストを無にすることはできないのだ。

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